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通信制大学の卒業は難しい?

通信制大学は入るのが簡単だけど、卒業するのが難しいと、よくいわれます。

これはある程度まで真実です。学生のほとんどがなんらかの仕事(家事やアルバイトを含む)と勉強を両立させているため、これはどうしようもありません。しかもひとりぼっちで勉強をこつこつと続けたり、夏期・冬期のスクーリングに通うために職場と調整を図ったりといったフルタイムの学生ならする必要のない苦労だって、経験しなければならないのです。

実際、通信制大学を無事に卒業する割合は、学校にもよりますが、10%前後に過ぎないと聞いたことがあります。

しかし安心してください。通信制大学を最短コース(入学から4年間)で卒業しようと思わなかったら、道のりはずっと楽になります。夏期や冬期のスクーリングは、一種のお祭り感覚で通うことのできる、楽しい経験にもなります。

もし地元に学生会などの組織があれば、必ず顔を出してみるようにしましょう。仲間が必ず待ってくれています。彼等彼女等とは年齢や性別を越えてよい関係を築くことができるでしょう。皆、フルタイムの学校で知り合うことができる同世代の友人たちとは、ひと味もふた味も異なった面白い人々です。

おまけに現在はインターネットの時代です。テキストをしっかりと読んで、図書館で参考書を探して、こつこつとレポートを書いて提出する、といったひと昔前の通信制大学の学生の勉強スタイルを、そのまま真似する必要はありません。レポートを書く苦労も、パソコンを使うことで、以前に比べたら大幅に減少しています。

そして最も大切なことは、通信制大学のカリキュラム自体も変化している、ということです。学校によっては、スクーリングの代わりにインターネットを通じた面接授業を実施している場合もあるでしょう。そのような学校の場合には、パソコンの前に座るだけでそこが授業の場になります。無理して時間を作って、面接会場に足を運ぶ必要はありません。

そのため、通信制大学に入ることを検討中の人は、できるだけいろいろな学校の資料を取り寄せたりして、どの学校のカリキュラムが自分の勉強のスタイルにうまく合うかを、よく調べることから始めましょう。そして4年間で卒業しようと考えずに、無理のないマイペースで続けることを心がければ、卒業というゴールにたどり着くのが、ずっと易しくなります。

通信制大学は難しいと考える必要はありません。通信制大学で勉強を続けることは、決して楽ではないけれど辛いことばかりではないのです。通信制大学の学生としての生活を、もっと楽しみましょう。

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