放送大学で公認心理師をとれるの?

公認心理師とは

公認心理師とは、平成29年9月15日に施行された公認心理師法をもとに、文部科学省と厚生労働省が共管で認定する日本初の心理職国家資格を指します。それまでの心理職は、臨床心理士を筆頭とする各種民間資格のみでした。

公認心理師は、現行の臨床心理士と同様の特性を有してはいますが、 「公認」と明記するだけあって他の民間資格の心理職との混同を避け、あえて「士」ではなく「師」を用いて公認心理師という国家資格の信頼を保護しています。

公認心理師の業務には大きく分けて4つあります。1つ目は心理査定(心理アセスメント)、2つ目は心理面接(カウンセリング)、3つ目は関係者への面接、4つ目は心の健康に関する教育・情報提供活動です。医療現場はもちろんのこと、教育現場や産業、福祉、司法と領域は多岐に渡っています。

公認心理師になるには、ざっくり説明すると「受験資格を得た」上で、「国家試験に合格する」ことです。

まず、受験資格を得るには心理学系の大学と大学院を出て、公認心理師になるために必要な科目を修了する必要があります。もしくは、大学で必要な科目を履修・修了した後、文部科学省令・厚生労働省令で定める施設で、規定された期間以上心理関係の仕事に従事するか、これらと同等以上の知識・技能を有すると認められた場合にのみ受験資格を得ることができます。

因みに、国家試験は年1回の開催を予定しており、全問マークシート方式で150~200問程度ある問題数の内、60%程度以上の正答率で合格とされています。では、放送大学で公認心理師を目指すことはできるのでしょうか。必要な科目内容と現状をご説明します。

公認心理師になるための科目と現状

公認心理師になるために必要な科目は、大学では合計25科目に実習80時間以上、大学院では合計10科目に実習450時間以上の全てです。大学院に進まない場合は、大学卒業後に実務経験2年を経て受験資格を得ることができます。

しかしながら、これらの科目は国の確認を受けていなければ受験資格取得に利用できない上、大学院では心理実践実習が膨大であるが故に、受験資格を得るのに必要な科目を満たすのは困難でまだまだ現実的ではありません。

放送大学においても2018年度は見送るとのコメントが出ています。これから通信制の大学に通い公認心理師を目指そうとされている社会人の方には、現状から見ても難しいと言わざるを得ません。費用や時間の面から見ても通学制の大学・大学院を利用された方が現実的でしょう。

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