通信制大学を卒業したら大卒扱いになるの?

通信制大学卒業と聞くと、最終学歴は大卒となるのかどうか、疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。

大卒とは、大学受験をして、高校卒業後に専業の学生として大学へ通い、卒業した人の持つ学歴であるというイメージが一般的だからです。しかし日本には、現在40校以上の通信制大学が存在し、在学している学生も20万人を超えています。

放送大学に代表されるように、通信制のみの大学もあれば、既存の私立大学が一部の学部で通信制講座を開講している場合もあります。こういった通信制大学は、一般的な通学を必要とする大学と異なる扱いなのでしょうか?

通信制大学を卒業すると大卒扱いになります

通信制大学は、学校教育法にも定められた正規の大学として扱われ、法的には通学制の大学と何も変わりません。したがって、卒業すれば「学士」の学位を取得することができ、もちろんその後に大学院へ進学することも可能です。

また、就職活動や転職活動をする際には、募集要項に「大卒以上」とある企業に応募することもできます。日々学校へ通学するという学生生活はありませんが、正真正銘の大卒として扱われるということです。

通信制大学を卒業しても大卒として扱われないのではないか、という疑問は、通信制大学の特徴の中に、いくつか理由があります。

ひとつは、通信制大学の場合、通学制の大学のような入試制度がないという点です。

一般的に、入学資格を満たしているかなどを審査する書類選考のみが行われ、入学自体はそう難しいものではありません。そのため、厳しい受験戦争を勝ち抜いた人から見ると、通信制大学は通学制とは違うというイメージとなりがちです。

また、もうひとつの特徴として、通学者の年齢層が挙げられます。通信制大学に在籍している約20万人のうち、4割程度が既に大卒で、新たな資格取得を目指して通信制大学に入り直したという人なのです。そのため、一般的な大学生とは、おのずと社会的立場や進学目的が異なるため、大学なの?という疑問が出やすくなるのです。

もちろん、在学生の中には、一度大学を中退してしまった人や、高校卒業と共に通信制大学を選択する人のような、大卒資格を得ることを目的とした学生もいます。広く国民に教育の機会を与えることは、国家の役割でもあるので、通学制の大学を卒業した人と同等の「大卒」という資格を通信制大学でも取得できるようにしているのです。

現在は、通信制の講座を開講している学部の多くを文系が占めており、教員免許などの資格を取得できる学部を選択する人が多くいます。しかし、文系以外の学部も少しずつ増えており、中には就職のサポートを行い始めている学校もありますので、今後、より需要が高まっていくと考えられます。

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