臨床心理士の資格試験を受験するには指定大学院を修了することが必要

臨床心理士は、臨床心理学を基盤に人の心の問題を解決するエキスパートです。その活躍の場は、学校、病院・保健所、福祉施設、裁判所や刑務所、一般企業など非常に多岐にわたり、対人関係や環境への不適応、企業内でのメンタルヘルスなどさまざまな心の問題を、心理療法の技法を用いて解決に導きます。

臨床心理士の資格は民間資格で、取得するには日本臨床心理士資格認定協会の行う資格試験に合格する必要があります。受験するには協会が指定する指定大学院もしくは専門職大学院を修了するなどの受験資格が定められています。

指定大学院には1種と2種があり、1種は臨床実務訓練を行うための心理相談機関が設置されるなど養成カリキュラムが充実しているため、修了後すぐに受験資格が得られますが、2種は心理相談機関を備えていないため終了後1年以上の臨床実務経験が必要となります。

医師免許を持ち心理臨床経験が2年以上あれば、指定大学院を修了していなくても受験できます。

試験は毎年1回行われ、一次試験(筆記)と二次試験(面接)があります。受験者は毎年2,200人から2,800人の間で横ばいとなっており、合格率は60~70%となっています。合格率が高いように見えますが、受験資格の厳しさを考えると決して簡単な試験とは言えないでしょう。

臨床心理士の資格審査を受験するには指定大学院修了の資格が必要

臨床心理士は、臨床心理学に基づいた知識や技術で心理的な問題にアプローチする専門家です。臨床心理士になるには、文部科学省が認定している「公益財団法人日本臨床心理士資格試験認定協会」の資格審査に合格することが必須条件です。

この資格審査を受けるためには、次のような受験資格の取得が必要となります。

協会が指定する臨床心理士養成に関する指定大学院、専門職大学院を修了することが基本です。第1種指定大学では大学付属心理相談機関などがあり、臨床実務訓練が可能などカリキュラムが充実しているため、修了後すぐに資格審査の受験が認められます。

第2種指定大学院の場合には、修了後1年以上の心理臨床経験が必要です。これは外部機関での有給での勤務が原則で、ボランティアや研修員などは認められません。

諸外国で、指定大学院と同等以上の教育歴のある場合、医師免許がある場合には、国内での2年以上の心理臨床経験が必要で、こちらも有給での勤務が原則です。

資格審査は、一次試験が筆記で多肢選択方式・論文記述の2種類、二次試験が面接です。一次の多肢選択方式の成績に基づいて二次試験の受験資格が決められ、最終的な合否判定は3種類の試験結果を総合的に判断して決められます。

合格後、資格認定証書の交付手続きを行って協会から認定証書と資格証明書が発行されると、臨床心理士として認められます。

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